医療法人社団 星桜会 さくら歯科クリニック伊勢原

妊婦さん授乳中の方|伊勢原市白根の歯医者・歯科|さくら歯科クリニック伊勢原

ご予約・お問い合わせ 0463-97-5885

〒259-1147 神奈川県伊勢原市白根536-1

妊婦さん授乳中の方
  • HOME
  • 妊婦さん授乳中の方

妊婦さん授乳中の方

妊娠期間中は、虫歯や歯周病が非常に進行しやすい時期です。
これから生まれてくるお子さまのためはもとより、お母さまの健康保持のためにも妊娠中における生活習慣や歯ブラシ習慣が重要だと考え、妊婦さんのためにデンタルケアを行っていきます。

(1) 問診(現状の把握)

妊娠何週目であるか、基礎疾患をお持ちなのかなどについて問診表にて確認します。同時に治療における不安やお悩みがありましたら、ご相談ください。

(2) 虫歯・歯周病の診断・リスク診断

患者さまの口腔内を検査していきます。
また、希望者には虫歯・歯周病のリスク診断も行います。
万が一レントゲンが必要な時でも、旧式のレントゲンより放射線量が
1/10 ~ 1/3 のデジタルレントゲンを使用しています。

① 胎児が奇形を発生する放射線量:100mSv 以上と言われています
② 歯科医院で使用するレントゲンの線量 0.0163 ~ 0.0391 m SV
③ 1年間で人が自然界で浴びる放射線量:2.4mSv 程度
(つまり、歯科で使うエックス線量は 1 年間の自然放射線量の 1/147 ~ 1/61 とごく微量です)

以上の点から、歯科でのエックス線撮影において胎児が奇形になることは考えにくいと言えます。
また、撮影領域が顔なので、腹部からかけ離れています。
さらに当院では線量の少ないデジタル方式のエックス線を採用しています。

(3) 診断結果と治療方法の提案

なるべく母体に負担の少ない治療方法をご提案します。

万が一レントゲンが必要な時でも、放射線量が 1/4 ~ 1/3 のデジタルレントゲンを使用

発がん性のあるホルマリン系薬剤は一切使用しません
甲状腺に影響のあるヨード系は使用しません
痛み止めのお薬は胎児へのリスクが低いアセトアミノフェンを使用
化膿止めのお薬は胎児へのリスクが低いセフェム系を使用

妊婦中のお口の中はこのような状態に

(1) 虫歯になりやすい

1回に食べられないため、食事回数が増える
つわりが出るために規則正しい歯磨きがしづらい
カルシウムを赤ちゃんに取られてしまう
酸味の食物を好むようになる

(2) 歯周病になりやすい

歯周病菌の中には妊娠期に出るホルモンによって増殖するものもある
栄養分を赤ちゃんに取られてしまい、免疫力が弱りやすい

(3) 口内炎ができやすい

ストレスなどによって歯周病が進行しやすい
歯周病菌の中には妊娠期に出るホルモンによって増殖するものもある
栄養分を赤ちゃんに取られてしまい、免疫力が弱りやすい

妊娠中の歯周病と早産

研究により、妊娠していると歯周病にかかりやすくなるだけでなく、歯周病によって産出される成分が子宮を収縮させるために早産・低体重児となるリスクが指摘されています。赤ちゃんのためにも妊娠中こそ、歯周病の予防と治療に取り組みましょう。

妊婦さんと一般的な歯科治療について

(1) 妊婦さんとレントゲン

胎児が奇形を発生する放射線量:100mSv 以上
1年間で人が自然界で浴びる放射線量:2.4mSv
歯科医院で使用するデンタルエックス線の線量:0.0163 ~ 0.0391mSv
(つまり歯科で使うエックス線量は 1 年間の自然放射線量の 1/147 ~ 1/61 とごく微量)

以上の点から、歯科でのエックス線撮影において胎児が奇形になることは考えにくいと言えます。しかも、撮影領域が顔なので胎児からかけ離れています。さらに当院では、線量の少ないデジタル方式のエックス線を採用しています。

(2) 妊婦さんと歯科の局所麻酔

歯科医院で使用する局所麻酔はリスクが低く、少量しか使用しないため基本的に問題はないと考えています。

(3) 薬について

妊娠中、授乳中でもお母さまの病気の治療のため、薬が必要な時があります。
歯科医師はできるだけリスクの少ない薬を選んで処方していますので、お母さまのご協力をお願いします。

妊娠中のお母さま

当院では妊娠5ヶ月~8ヶ月の妊婦さんにはお薬を処方しています。
妊娠初期、後期の妊婦さんに関しては、かかりつけの産婦人科の先生にご相談された上での処方となります。

授乳中のお母さま

薬は飲んだ後、徐々に血液や母乳に移行していきます。
一般的に母乳中の薬の濃度が高くなるのは服用後2~3時間後です。
ですから、薬の服用直前あるいは直後に授乳すれば赤ちゃんへの影響を少なくできると言われています。

薬によって母乳の味が変わり赤ちゃんが飲んでくれない、赤ちゃんに副作用が出たなど 授乳する上で問題がないようであればなるべく処方されたお薬は服用するようにしてください。

※気になることがありましたら産婦人科の医師、歯科医師にご相談ください。

以上、一般的に妊婦さんの歯科治療がお腹の赤ちゃんに影響を与えることは、まずないと言えます。
あまり神経質にならずリラックスして治療を受けてください。